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戸建ての防犯対策!おすすめ5選
2024.10.1 Tue
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戸建てはマンションに比べて空き巣に狙われやすいといいます。その理由は、ドアや窓が低い位置にあって侵入しやすかったり、庭に垣根があって外から身を隠しやすかったりするから。戸建てに住んでいる方、これから新築の戸建てを建てる方は、しっかりと防犯対策をするのがおすすめです。この記事では、戸建てにおすすめの防犯対策やグッズを解説します。
戸建ての防犯対策その①窓
戸建ての空き巣の侵入経路としてよくあるのが窓。戸建ての場合は窓にはどんな防犯対策をすればいいのか、解説します。
「CPマーク」がついた窓ガラスを使用する
CPマークとは、防犯性能の高い建物部品につけられるマークです。CPマークがついた窓ガラスは、合わせガラスですぐには破られません。空き巣の多くは、窓ガラスの一部分を破り、クレセント錠を開けて侵入します。そのため、窓ガラスそのものとクレセント錠を強化することで防犯対策につながります。
クレセント錠・補助錠を取り付ける
クレセント錠とは、戸建てによく採用される引き違い窓に引っかけて止めるタイプの錠です。室内側にありますが、ガラスを破られることで簡単に開けられてしまうので、暗証番号のダイヤルがついたタイプなど、解錠に時間がかかるタイプを選ぶといいでしょう。また、クレセント錠以外に補助錠を取り付けると、より開錠されにくくなります。
雨戸・シャッターを取り付ける
窓に取り付けた雨戸やシャッターを閉めると、高い防犯効果を得られます。雨戸は、雨戸錠が2つ以上ついているもの、「雨戸外れ止め」がついているものを選びましょう。また、雨戸やシャッターを閉めているときも、内側の窓はきちんと施錠してください。
戸建ての防犯対策その②玄関
戸建ての空き巣の侵入経路として窓の次に多いのが、玄関や勝手口などの出入口です。玄関にはどんな防犯対策をすればいいのか解説します。
「CPマーク」がついたドアを選ぶ
玄関を施錠していても、鍵穴に針金などを入れて鍵を開ける「ピッキング」や、ドアの隙間から針金などを入れてロック用つまみをまわす「サムターン回し」などで開錠されてしまうことも。
その点、CPマークがついたドアは防犯性能試験に合格したロックがついており、ピッキングやサムターン回しに時間がかかります。
ドアにCPマークが貼ってあれば、空き巣はその家を避けるかもしれません。
ディンプルキーとは、新築の戸建てでは多く採用されています。鍵シリンダー部分の表面に複雑なくぼみがある鍵のこと。
ピッキングに時間がかかるため、防犯対策になります。また、補助錠を取り付けるのもおすすめです。
また、ドアの隙間や鍵穴周辺にプレートを取り付けてサムターン回しを予防したり、サムターンカバーを設置したりするのもいいでしょう。
戸建ての防犯対策その③外周・庭
戸建ての場合、外から見えにくい垣根があると、空き巣から狙われやすくなります。戸建ての庭や家の外周の防犯対策を解説します。
垣根をトゲのある低木にする
家の周りの塀や柵、生け垣などは、必ず見通しがいい構造にしましょう。生け垣はトゲのある低木にすると、侵入しづらいのでおすすめです。
空き巣が身を隠せないよう、こまめに庭木を手入れして見通しをよくしておきましょう。柵は適度な高さのある縦格子だと乗り越えにくいのでおすすめです。
センサーライトや防犯砂利を設置する
歩くと大きな足音が鳴る「防犯砂利」を敷き詰めておく、侵入者の不意を狙って照射する「センサーライト」を設置するなどの防犯対策もおすすめです。
戸建て自体に死角がない作りにするのがベストですが、死角ができてしまう場合は、その部分に防犯砂利やセンサーライトを設置しましょう。
防犯カメラを設置する
戸建ての侵入口になりそうな場所に防犯カメラを設置しましょう。侵入者にとって、防犯カメラがあると「この家は防犯意識が高そうだからやめておこう」という心理が働きます。センサーライトと併設する形で設置するのも効果的。
しかし、わかりやすい場所に設置すると、下見の段階で防犯カメラの角度などがバレてしまいます。
戸建ての防犯対策その④室内
人感センサーつき防犯カメラを設置する
室内にも防犯カメラを設置することで、侵入抑止効果を得られるだけでなく、外出先からも室内の様子を確認することができます。特に、人体検知センサーが搭載されているタイプがおすすめ。
センサーが反応すると、スマホに異常を知らせてくれたり、自動で録画を開始したりする機能があります。
ホームセキュリティと契約する
戸建てを建てた場合、ホームセキュリティを考える人も少なくありません。セキュリティシステムが24時間365日体制で家を見守るサービスです。
センサーが侵入や火災を検知したときや、非常ボタンを押されたときに、ガードマンが駆けつけて被害の拡大防止に努めます。
ホームセキュリティにはさまざまな種類があり、お手頃価格なプランもあるので、自分に合ったサービスを選びましょう。
戸建ての防犯対策その⑤防犯グッズ
防犯カメラ
防犯カメラとは防犯のための監視に用いるビデオカメラで、安価なものだと3000円台から販売されています。さまざまな種類があり、特に異変を検知したらスマホに通知が来るものだと留守中も安心。戸建ての室内、庭などに設置しましょう。
忍び返し
忍び返しとは、塀やフェンスなどの上に設置する、先端のとがった鉄棒などの防犯グッズです。トゲトゲがあるため塀やフェンスの上に足を乗せられなくなり、侵入ができなくなります。たとえ忍び返しで侵入者を怪我させたとしても、一般的には正当防衛が成立するでしょう。
防犯砂利
防犯砂利とは、踏むと大きな音が鳴るように作られた砂利のことをいいます。一般的に流通している中で多いのはリサイクルガラスを使用した発砲石タイプ。空隙があることで大きな音がします。
この記事のまとめ
しっかり防犯対策をして、家を空き巣から守ろう!
せっかく新築で戸建てを建てても、空き巣に入られたら大切なものを盗まれたり、その後も安心して過ごせなくなったりします。かといって「空き巣に入られたらどうしよう」と怯えながら過ごすのも楽しくありません。その点、窓や玄関、庭、室内などに万全な戸建ての防犯対策を施しておけば、安心して心穏やかに暮らせるでしょう。しっかりと防犯対策をして、安心・安全な暮らしを楽しんでください!