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狭小住宅で後悔しやすいポイント5選!

狭小住宅で後悔しやすいポイント5選!
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利便性の高い都心部などでよく見かける狭小住宅。予算などもあって狭小住宅にしようと思うものの、「あとで後悔することもあるのではないか」と不安に思う方もいることでしょう。今回は、狭小住宅を建てた際に後悔しやすい5つのポイントをご紹介します。また、後悔しないためのポイントについても解説しますので、参考にしてみてくださいね。

狭小住宅とは?

狭小住宅で後悔しやすいポイント5選!

Interior of the living room and kitchen area of a small contemporary apartment with modern furnishings

狭小住宅とは、狭く小さい土地に建てられた住宅を指します。明確な定義はありませんが、一般的に15坪(約50㎡)以下の土地に建てられた住宅を指すことが多いです。狭小住宅は土地が狭いため、地下スペースを設けたり、3階建てや屋上をつくったりするなどして、床面積を確保しています。

狭小住宅のメリット

狭小住宅というと「狭い」「小さい」というマイナスイメージがつきものですが、メリットもたくさんあります。

価格が抑えられる

狭小住宅は土地が狭いために土地の価格が低くなり、購入費用を抑えられます。また、小さい家は維持管理費用も比較的少ないため、ランニングコストも少なく済むでしょう。

駅に近いなど利便性の高い立地であれば車を所有する必要がないケースもあり、その分生活にかかる費用が安く済みます。

生活のシンプル化

狭小住宅は不要なスペースが少ない分、不必要なものを置くこともなく生活がシンプルになります。整理整頓もしやすくコンパクトな暮らしが実現するでしょう。

掃除が楽で管理しやすい

大きい家だとそれだけ部屋数も多く掃除が必要になります。狭小住宅なら不必要な部屋・ものが少ない分、部屋の掃除も楽で管理がしやすいです。

環境にやさしい

家が小さいとそれだけ消費エネルギーが小さく、環境にやさしいといえるでしょう。

利便性の高い立地で一戸建てが購入できる

利便性の高い土地だとそれだけ土地代が高く、予算上購入が難しいケースもあります。しかし狭小住宅なら土地代を抑えられるため、憧れの一戸建てを購入できるチャンスが広がります。

狭小住宅で後悔しやすい5つのポイント

狭小住宅で後悔しやすいポイント5選!

狭小住宅にはメリットがある一方、建てた後に後悔したという話も聞かれます。ここで後悔しやすいポイントを5つに分けてご紹介します。

空調効率が悪い

狭小住宅では、できるだけ広く見せるためにスキップフロアを利用したり、仕切りをなくして部屋数を減らしたりといった方法が用いられます。その結果、一つの空間が大きくなるために空調効率が悪くなってしまうケースがあります。

隣家との距離が近くて生活音が気になる

狭小住宅は限られた敷地に家を建てるため、隣家との距離がとても近くなります。そのため、防音対策をしていないと、生活音が気になってしまうかもしれません。

特に小さい子どもがいる場合、相手にも騒音として伝わってしまう可能性があるため注意が必要です。

日当たりが悪い

狭小住宅は周りにビルや住宅が建つ立地に建てられるケースが多くあります。そうなると日当たりが悪く、日中でも薄暗く感じてしまうこともあります。

収納スペースがない

狭小住宅は限られた土地に建てていることから、収納スペースも広くはつくれません。そのため、購入したものが収納できず部屋にものがあふれてしまう可能性があります。

生活動線が悪い

3階建てや地下フロアなどで床面積を確保していると、その分上下の移動が煩雑になります。

水回りが別のフロアになるなどの場合、洗濯物を持って階段をのぼりおりするのは大変な作業です。生活動線が悪いと毎日の暮らしにストレスがかかってしまいます。

狭小住宅で後悔しないためのポイント

狭小住宅を建てるにあたり、後悔しないためのポイントをご紹介します。

生活動線をイメージしながら間取りを考える

3階建てなど縦に長い設計だと、それだけ生活動線もしっかり考えておかないと不便になってしまいます。

料理をする場合、洗濯や掃除をする場合、朝の準備をして出かける場合などを想像し、何階に何があると便利なのかイメージしながら間取りを考えていきましょう。

収納スペースを工夫する

生活していくうえで、ものはおのずと増えていきます。たとえばロフトをつくって収納スペースを確保する、壁面収納や床下収納をつくっておく、階段下のスペースを有効活用するなど工夫しながら整理整頓できるようにしましょう。

今ある荷物を見直す

狭小住宅に住む前に、今ある荷物を見直しましょう。押し入れに大切に保管しているけれど、実はそれほど必要なものでなかった…という場合もあります。

引っ越しをきっかけに、何が不用品かを見極めて不必要なものを処分しておきましょう。

窓の位置や大きさを工夫する

できれば自然光の入る部屋づくりをしておくと、日当たりの悪さを改善し、部屋を広く感じさせることができるでしょう。天窓を設けるなど、窓の位置や大きさを工夫するだけで、光をうまく取り込むことができます。

この記事のまとめ

納得のいく家づくりを

狭小住宅は土地の価格を抑えることができ、掃除もしやすくシンプルな暮らしができます。一方で、空調効率が悪かったり生活動線が悪くなったりするなど、デメリットもあります。

家を建てた後で後悔しないため、ポイントを押さえたうえで家づくりを検討するようにしてみてはいかがでしょうか。