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シングルマザーは一軒家を建てられる?詳しく解説
2024.10.14 Mon
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一人で家計を支えるシングルマザーにとって毎月の家賃の負担は大きいものです。このまま賃貸で家賃を払い続けていいのだろうか。
将来のことを考えるとマイホームを購入し、一軒家に住みたいという気持ちはあるけれど、「母子家庭では住宅ローンが通らないかもしれない」また一軒家を購入したとしても「住宅ローンを払い続けることができるだろうか」など多くの不安を抱えていることだと思います。
結論からいうと、シングルマザーであっても、住宅ローンを組んで家を買うことは十分可能です。この記事ではシングルマザーでも夢の一軒家を手に入れるためのポイントや注意点について解説していきます。
シングルマザーが一軒家を手に入れるメリット
将来資産として残すことができる
賃貸は毎月家賃を払っても、自分のものになりませんが、一軒家を購入し、住宅ローンは完済すれば不動産として完全に自分のものとなり、資産として子供に残すことができる財産となります。
団体信用生命保険に加入できる
住宅ローンを組む際、団体信用生命保険に加入することができます。団体信用生命保険とは、契約者が住宅ローン返済中に亡くなったり、高度障害になってしまった場合は残った住宅ローンは免除となり、子供にローンは引き継がれません。
また保険によっては、医療特約などを付帯できる場合もありますので、住宅ローンを組むタイミングでこれまでの保険の見直しや家計を改善できるというメリットもあります。
完済後は住宅費がかからない
住宅ローンを完済してしまえば、住宅にかかる費用がなくなり、毎月の支払いがかなり楽になります。固定資産税や修繕費がかかったとしても、家賃は住み続ける限り支払いが続きますが、長期的に見ると住宅ローンで一軒家を手に入れることは大きなメリットとなるでしょう。
賃貸に比べると家のグレードが良くなる
賃貸マンションやアパートの間取りはワンパターンなものが多く、また設備も古く使い勝手が悪いことも少なくないです。一方、持ち家は家事動線が考えられており、一人で子供を育てるシングルマザーにとって、家事と子育てがしやすい家になるため快適な暮らしができます。また子供だけでお留守番をしてもらう場面も多いシングルマザーにとって、防犯的にも一軒家となれば安心感があります。
シングルマザーが住宅ローンを組むには?
持ち家となる一軒家を手に入れたくても、住宅ローンが通らないのでは?と不安を抱えているシングルマザーの人も多いでしょう。
住宅ローンの審査の際にシングルマザーであることはほとんど審査に影響することはありません。住宅ローンの審査で重視しているのは、年収や勤続年数など返済能力です。
年収に見合った借入額になっているか、安定した収入を維持し返済していけるか、また団体信用生命保険に入れる健康状態かを総合的に判断しています。これらの条件を満たすことができれば、シングルマザーでも住宅ローンを組むことができます。
住宅ローンを組むために必要な年収は?
実際にシングルマザーが住宅ローンの審査を通過するためには、最低でも200万円〜300万円はないと厳しいと言われています。
住宅ローンの借入の目安は年収の5倍〜6倍が無理のない返済を考える上で目安になるため、仮に年収300万円であれば1,800万円ぐらいの家を建てられるということになります。
住宅ローンの審査を通過するためのポイント
頭金を用意する
頭金を用意すると審査を通過しやすくはなりますが、その後の生活が不安になるような場合は、借り入れする金額を抑えるなど他の部分で調整しましょう。
・勤続年数が長い(最低2年以上が望ましい)
金融機関によっては勤続年数2年以上などが条件として提示されている場合もあります。ただ長ければ通過しやすいというだけであり、勤続年数が短くても申し込みができる金融機関もあるので、気になる場合は条件に記載のない金融機関を選びましょう。
借金がある場合は完済もしくは減らしておく
住宅ローンの審査では、その他に借入がないかもチェックされます。過去にクレジットカードなどの支払いで延滞した履歴や滞っている支払いがある場合は、審査を通過できない可能性が高くなるため、住宅ローンの審査を申し込む前に、できるだけその他の借入を少なくしておくなど事前に対処しておく必要があります。
この記事のまとめ
シングルマザーでも夢の一軒家を手に入れよう
シングルマザーでも一軒家を建てることは十分に可能です。将来子供の資産となる家を残すことができ、完済後は住宅費がかからないため、安心した生活を送ることもできます。子育てや仕事をしながら、マイホーム計画を立てることは大変なことですが、その分賃貸よりも快適な環境で家事や子育てをすることができます。収入や返済に不安がある場合は、ローコスト住宅を選択することで住宅ローンの借入額を抑え、無理のない住宅ローンを組むことができるので、参考にしてみてください。