独身が戸建てに住むメリットは？

自分に合った住まいを見つけるために。

戸建てはファミリー層のものだと思われがちですが、近年独身でも戸建てを選ぶ人が増えています。ライフスタイルの多様化や、女性の社会進出、単身者の増加などによって、独身のまま戸建てに住むという選択肢が現実的になってきました。

この記事では、独身で戸建てに住むメリットやデメリットを詳しく解説していきます。独身で家を買うことを検討している方や、戸建てで暮らしてみたいと考えている方はぜひ参考にしてくださいね。

独身で戸建てに住む最大のメリットは、やはり、自由な空間を持てること。

マンションと違い、戸建てでは近隣の物音に煩わしさを感じることはほとんどありません。また、自分自身も周囲を気にせず暮らすことができます。

アパートやマンションでは、夜間に洗濯をしたり、音楽を聴いたり、自分のペースで暮らすことに気を遣うもの。

プライバシーを守りながら、自分らしく暮らしを楽しむことができるのは戸建ての嬉しいメリットです。

庭付きの戸建てなら、バーベキューやガーデニング、DIYなど趣味を充実させることもでき、暮らしの充実度もアップしそうです。

家を買うことは資産形成にも繋がります。

マンションと比較しても、戸建ては土地を所有しているため、将来の資産価値が残りやすい傾向にあります。もちろん、土地の価値が上がれば、売却時には利益が得られる可能性も。

人気のあるエリアや、将来価格が上がりそうなエリアで戸建てを購入すれば、将来的にライフスタイルの変化が見込まれる場合の不安が減りそうです。

賃貸では壁に穴を開けたりするのは難しいもの。

インテリアにこだわりがあればあるほど、戸建て物件は魅力を感じられそう。

独身なら家族やパートナーの好みを気にせず、自分だけのこだわりの空間を作り出すことができます。自分好みのインテリアや、お気に入りのアート、趣味に応じた空間をとことん楽しめるのはやっぱり、戸建てならではのメリットです。

一から建てる場合は、設計の段階から、自分の好みを反映させることができ、思い描いた憧れの暮らしを実現できそうです。

戸建てを購入する場合の最大のデメリットは、経済的な負担が大きいこと。

マンションと比較すると、土地付きの戸建ては比較的高額になることが多く、そのための住宅ローンの負担が家賃と比較してどの程度なのかきちんとシミュレーションする必要があります。

独身だと負担をひとりで背負うことになるため、長い目でライフプランを見据えましょう。

また、戸建ては購入後も維持費がかかります。

固定資産税や保険料、定期的なメンテナンスなど、賃貸では思いもつかなかった経費が発生します。

毎月の住宅ローンに加え、そういった蓄えも考えておきましょう。

新築ではなく、リノベーション目的で中古の戸建てを購入するケースも多いようです。

中古物件は比較的価格が安く、また、レトロな雰囲気が感じられるなどメリットも多い反面、メンテナンスにコストがかかります。

特に、見えない部分の配管や電気系統の老朽化、耐震基準の違いなど、パッと見では分からい部分にリスクが潜んでいることも。

リノベーションの際は、中古物件の経験が多い専門業者にお願いをするのがポイントです。

購入時にリフォームやリノベーションを検討する場合、その分の費用もあらかじめ考えておきましょう。

独身のまま戸建てに住むと、ライフスタイルの変化に対応できなくなる、なんてことも。

結婚して家族が増え、現在の住まいを手狭に感じたり、転勤で引っ越しを余儀なくされるなど、住まいを手放す可能性もゼロではありません。

うまく売却や賃貸への転用がスムーズにいけば、戸建て購入のメリットを感じることもありますが、売却や賃貸への転用が上手くいかないというリスクも同時に認識しておかなければなりません。

あらかじめ、売却しやすい立地や環境をリサーチしておくのがよさそうです。

アパートやマンションではあまり考える必要がなかった、自治会や町内会。

地区や地域によっては戸建ては避けるのが難しいことも。地域の人と交流を持ついいきっかけにもなりますが、煩わしさを感じるタイプなら事前のリサーチは欠かせません。

戸建てになるとどうしてもついてくるのが、外構まわりのお手入れです。家の前の落ち葉や玄関前の掃除など、アパートやマンションでは管理会社に手入れを任せていた部分に目を向けなくてはいけません。

庭付き戸建ての場合は、庭の除草作業や害虫駆除が必要なこともお忘れなく。

土地と建物まではローンで支払いができますが、カーテンや照明、エアコンなどはローンに組み込むことが難しいケースもあります。

マンションやアパートに比べ、窓や照明、部屋の数も多くなりがちな戸建て。頭金を支払ったらすっからかん！なんてことがないように気を付けてくださいね。

余裕を持った資金計画をおススメします。

自分に合った住まいを見つけるために

独身の戸建て暮らしは、自分らしくのびのびと暮らすことができるのが最大の魅力。また、将来へ向けた資産形成という面でも大きなメリットがあります。

ですが同時に、経済的な不安や、先々のライフスタイルの変化などを考えると悩ましい部分も。

なにを優先したいかをしっかり見極め、自分に合った住居で自分らしい暮らしを手に入れましょう。