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狭小住宅で後悔しやすい5つのポイント&失敗しないためのコツ!

狭小住宅で後悔しやすい5つのポイント&失敗しないためのコツ!
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狭小住宅で後悔しないためには?

狭小住宅とは、一般的には15坪~20坪程度の土地坪に建てられた住宅のこと。

特に土地代が高い都心部では、一戸建てを建てる場合、狭小住宅を選択する人も多いでしょう。しかし、狭小住宅は限られたスペースを上手に有効活用しないと、後悔するリスクもあります。

今回は、狭小住宅で後悔しやすい5つのポイントと、失敗しないためのコツをご紹介します。これから家づくりをされる方、狭小住宅を考えている方は、ぜひお役立てください!

狭小住宅で後悔しやすい5つのポイント

狭小住宅で後悔しやすい5つのポイント&失敗しないためのコツ!

家を建てる際にかかる土地購入費。地域によっても様々ですが、エリアによって多額の費用がかかってしまいます。そのため、面積の小さな土地に建てる「狭小住宅」という選択をする方が多くいらっしゃいます。

しかし、狭小住宅の暮らしについてしっかり把握した上で建てないと、後悔するケースもあります。

では、実際に狭小住宅を建てた人はどんな点に後悔しがちなのか、具体的に見ていきましょう!

1.間取りによって冷暖房.効率が悪い

狭小住宅は狭苦しさをなくすために、間仕切りを減らしたり、吹き抜けにするといった設計の工夫が行われることが多くあります。

しかし、広い空間をつくることで反対に、冷暖房の効率は悪くなり、快適さが失われるデメリットもあります。

たとえば狭小住宅で吹き抜けを設置した場合、暖かい空気は上層階に流れて、下層階は寒くなります。

逆に夏は、上層階に熱がこもり、場合によっては空調効率が悪くなってしまうこともあります。

狭小住宅の間取り設計の際には、空調効率や冷暖房効率に配慮したプランを作成することが大切です。

2.部屋が暗い・日当たりが悪い

狭小住宅は室内の明暗や日当たりにも注意が必要になります。

採光や照明の工夫をしっかりとしておかなければ、これも後悔のポイントにつながります。

狭小住宅の場合、上層階は日当たりが良くても、下層階は暗くなりがちです。

狭小住宅の設計の際に、昼間過ごす時間の長いリビングは2階以上にする、採光に考慮して窓の位置や大きさを決めるなどの配慮が必要になります。

設計上や建物の構造上、どうしても日当たりが悪くなってしまう部屋があれば、壁紙の色を白くするなど、仕様やコーディネートで暗さを感じさせない工夫も行うことができます。

他にも窓の高さやサイズで採光の工夫を行ったり、まんべんなく光が行き届くように照明の明るさや位置を工夫するなど、狭小住宅でも部屋を明るく見せる方法はたくさんあります。

3.上下の移動が多く家事動線が悪い

狭小住宅は、最大限に居住空間を広げるために3階建てが多くあります。

しかし階層が増えるごとに、階段を使った上下移動が多くなり、生活動線や家事動線が悪くなってしまうことがあります。

たとえば、洗濯機が1階にあり物干しスペースが3階にあれば、洗濯物を運ぶのに労力がかかってしまうでしょう。

狭小住宅の場合、玄関からリビングまでの動線や水周りをまとめておくなどの工夫をしておけば、何度も行ったり来たりを繰り返す必要が減ります。

4.家族の成長とともに部屋が狭く感じる

狭小住宅は他と比べ延床面積が狭いため、余裕を持った部屋数の確保が困難になります。

最初はちょうど良い広さと感じた家も、子どもが増えたり、成長するにつれてどんどん狭く感じてしまい、窮屈さを感じてしまいます。

また子どもを中心に間取りを考えて家づくりをしすぎても、後悔することもあります。

狭小住宅では、子どもが大きくなって家を出ることや、老後は夫婦で暮らすことなども視野に入れておくことが大切です。

収納スペースをつくる際も、限られた面積をいかに快適な居住空間にするか、を考えることが大切です。

先に将来の家族構成やライフスタイルについてよく考えて、家族と共に成長することを考えた家づくりが大切です。

5.隣の家の生活音が聞こえやすい

狭小住宅は面積が小さいがゆえに、隣の家との距離が近くなり、生活音が聞こえやすくなります。近隣からの音が響いてくることに合わせて、自分の家から音が響くのを防ぐ必要があります。

特に小さい子どもがいる家庭では、より隣家への騒音の心配をしなくてはなりません。騒音による深刻なトラブルを避けるためにも、狭小住宅を建てる段階からきちんとした対策を行いましょう。

防音ガラスや二重窓を使用したり、間取りのちょっとした工夫で家族がゆったりと静かに過ごせます。

狭小住宅を建てる際は、家族構成やライフスタイルに合わせた防音・騒音対策を取り入れましょう。

狭小住宅で失敗しない3つのコツ

狭小住宅で後悔しやすい5つのポイント&失敗しないためのコツ!

1.家族に合わせた生活・家事動線の見直し

家づくりを始める前に、自分たちのライフスタイルに合わせた、家事動線や生活動線の見直しをしておきましょう。

家の見取り図を準備し、朝起きてから夜寝るまでの動きをシミュレーションするのがおすすめです。

朝の支度をするのも、洗面所で化粧をする人もいれば、寝室で終わらせる人、リビングで子どもの様子を見ながらする人、と様々です。

狭小住宅を建てる際、まずは自分自身や家族それぞれの動線を、一度把握しておきましょう!

2.収納スペースを正しく有効活用する

狭小住宅は他の家よりもスペースが限られているので、収納のスペースも工夫をしなければ、あっという間に物で占領されてしまいます。

家族が多い、子どもがまだ小さい等の理由で、どうしても物が多くなってしまうことがあります。

狭小住宅では、あらかじめ収納スペースを設ける場所や形状や広さなどを決めておくことで、後悔しない家づくりにつなげることができます。

収納場所が足りない、デッドスペースを有効活用したい、そんな方には手に入りやすいちょっとした収納グッズを使うこともおすすめです。

3.専門性の高い工務店・ハウスメーカーに依頼する

狭小住宅を建てる土地は、もともと変形地であったり道路から奥まった場所にある土地であったりと、条件の良くない場所も多く含まれます。

そのため、狭小住宅の家を建てる際は、専門性の高い(施工事例の多い)工務店やハウスメーカーに頼むことが重要です。

その地域について知り尽くし、狭小住宅の家づくりの実績の多い、挟小住宅に関する実用的な知識が豊富な工務店やハウスメーカーに安心して任せるのが良いと言えます。

この記事のまとめ

狭小住宅で後悔しないためには?

狭小住宅は土地が狭いため、家族のライフスタイルや生活動線に合わせて間取りを設計し、その土地を最大限に活用する必要があります。

狭小住宅はデメリットだけでなく、現実的なコストで、利便性の良い環境の中で暮らす日常が手に入る点は大きなメリットも持っています。

狭小住宅のメリットを最大限生かして生活するためにも、後悔に繋がりそうな点はあらかじめ把握しておき、納得のいく家づくりを進めていきましょう!

アキュラホームは狭小住宅で数多くの実績がありますので、土地の形状でお困りの方にもスペースを有効活用した建築プランを提案させていただきます。

何から始めたらよいか分からないという方、土地からお探しの方、まずはお気軽にご相談ください。