豆知識
ローコスト住宅の後悔例をご紹介!後悔しない家づくりとは…
2024.10.17 Thu
- Category
- 豆知識
目次
一般的な注文住宅よりも安い価格で建てられるローコスト住宅。安くマイホームを手に入れられるメリットの一方で、ネットでは「ローコスト住宅を建てて後悔している」という声もちらほら……。なぜローコスト住宅を建てて後悔している人がいるのでしょうか? ローコスト住宅のデメリットを解説します。
そもそもローコスト住宅はなぜ安いの?
ローコスト住宅が安い理由は、材料費、人件費、広告宣伝費を削減しているからです。
材料費は、材料を大量に仕入れて仕入れ単価を下げることで削減しています。また、設計をシンプルにして建材の使用量を減らすことでも、材料費を下げています。
人件費は、職人や大工の人数を最小限に抑えることで削減しています。また、標準化された設計や工法を採用して工数の削減を行うことで、人件費を抑えています。
広告宣伝費は、テレビCMを放映しないことで削減しています。ローコスト住宅はテレビCMの代わりに、インターネット経由での集客に力を入れているのが特徴。口コミや紹介による顧客獲得にも注力しています。
ローコスト住宅の後悔・失敗例7つ
ローコスト住宅を建てて後悔している人は、いったいどんな点に後悔しているのでしょうか? 実際の例を解説します。
間取りやデザインの自由度が低い
ローコスト住宅は間取りやデザインを規格化することでコストを抑えています。そのため、決まった間取りしか選べない、一度決めた間取りの変更が難しいなどの制約があり、自由に希望を詰め込んだデザインにしたい方には不向きです。また、他のローコスト住宅と似たような外観になるため、オリジナリティは期待できません。
オプションを追加すると意外と高い
住宅には「標準仕様」というハウスメーカーや工務店がそれぞれ決めている基本プランがあり、標準仕様外の依頼をするとオプション扱いになります。そのため、建設費用を安く抑えられても設備グレードやオプションをつけた結果、意外と高くなってしまうことも……!標準仕様は会社によって違うので、事前に内容を確認しておきましょう。
断熱性が低いせいで光熱費が高くなった
気密性や断熱性が低いと、「夏は暑くて冬は寒い」という状態になりがち。価格ばかりにこだわってしまうと、空調の性能が低くて効果的な温度調節ができない、窓の遮熱・遮光対策が不十分などの問題も生じやすいです。
その結果、適温を保つためにエアコンを使うので光熱費が高くついてしまうことも!住宅の断熱性には妥協しないほうがいいでしょう。
アフターフォローや保証に不満がある
アフターフォローや保証内容が不十分だったり、保証期間が短いことがあります。建物に不具合が見つかった場合、保証期間外だと自己負担で対応することになるので気を付けましょう。
問題を報告したときの業者からの対応が不十分だと不安になるもの。安心して暮らすために、アフターフォローがしっかりしている業者を選びましょう。
外壁のメンテナンス費用にも要注意
メンテナンス費用が大きいものに外壁があります。
外壁材としては「窯業系サイディング」が多く使用されていますが、塗膜のグレードによって耐久年数にかなりの差があります。新築時は綺麗な外壁も、商品によっては10年くらいで再塗装を検討しないといけないケースもあります。
耐久性も含めて検討されることをお勧めします。
耐震性が低い
万が一の地震の備え、住宅の耐震性はとても重要です。価格を理由に安全対策に不安があるようでは安心して暮らせません。
家を建てる前に「耐震等級」を確認しましょう。
この記事のまとめ
ローコスト住宅を建てるなら後悔しないようにしっかり調べて!
たとえ安くマイホームを手に入れたとしても、住んでから後悔するようなことがあればいい買い物とはいえません。家を建てる前にローコスト住宅の特徴を把握し、自分の要望に合うかどうかを確認しましょう。ローコストは魅力的ですが、安心して快適に暮らせる家を建てるためにはコストをかけたほうがいい場合も!しっかりと下調べをして、後悔のない家づくりを目指しましょう。